④応募書類の作成
(1)応募書類の役割と種類
履歴書や職務経歴所(エントリーシート)に添えるものです。応募書類を見て頂くための最初の切り出しです。
氏名・住所、これまでの経歴など基本情報を記載したものです。社会人としてのマナーが問われます。
応募先独自の提出書類で、要・不要は応募先によって異なります。法人(事業所)ごとにフォーマットがあります。
あなたがどのように法人(事業所)に貢献できるか伝えるためのものです。履歴書では伝えられない能力や経験を整理し、アピールしましょう。
❺紹介状
福祉人材センターやハローワークが発行するものです。
(2)応募書類の送付
① 封筒の大きさは、書類を折らずに入れられる角2版がオススメです。
② 宛名は正確に丁寧に記入しましょう。
・「人事部宛に」と書かれていたら・・・・・・ |
社会福祉法人□□□ 人事部御中 |
・「人事部 鈴木宛に」と書かれていたら・・・ |
社会福祉法人□□□
人事部 鈴木様 |
・「鈴木まで」と書かれていたら・・・・・・・ |
社会福祉法人□□□
採用ご担当者 鈴木様 |
・特に応募要項に何も書かれていない場合・・・ |
社会福祉法人□□□
採用ご担当者様 |
POINT
書類は、クリアケース・クリップ等でまとめてから封筒にいれると良いでしょう。
❶ 添え状(一般・学生)
・A4一枚以内で簡潔に作成しましょう。
・法人・事業所名、担当者名、日付、氏名、頭語、結語などの最低限の項目を間違えないようにしましょう。
❷履歴書(一般・学生)
手書きで作成する場合の注意点
・誤字・脱字・記載漏れに注意(訂正線や修正液はNG)
・自分が書きやすい黒インクの万年筆かボールペン
・字体・ペンの太さなど、途中で文字が変化しないようにする。
・会社名・住所・資格などの名称を省略しない。
日付・氏名・生年月日・住所
❶日付
・持参する場合は提出日・郵送の場合は、投函日を記入しましょう。
❷氏名
・戸籍の氏名を記入しましょう。
・パソコンで作成した場合も必ず自筆で書きましょう。
・文字は小さくなりすぎないようにしましょう。
・「ふりがな」とあれば平仮名で、「カタカナ」とあればカタカナで読みを記入しましょう。
❸写真
・男性:スーツにネクタイ
・女性:ブラウスにスーツかジャケット
・髪型:眼に前髪がかからないようにしましょう。(清潔感)
・新しい写真を利用しましょう。(3ヶ月以内)
・写真の裏面に名前を記入しましょう。(はがれてなくならないように)
❹生年月日
・生年月日は「元号」から満年齢を記入しましょう。
・性別欄は丁寧に○で囲みましょう。
❺住所
・都道府県名から記入し、1-2-3などのように、丁目・番・号を省略しないようにしましょう
学歴
・年号は和暦で統一しましょう。
・新潟□□高校、などと名称は省略せず高等学校と書き、学科も記入しましょう。
・専門学校・大学などでは、学部・学科・専攻まで記入しましょう。
・学校名が変更になった場合は、現在の学校名も()で書き添えましょう。
職歴
❶基本的な書き方
・単に年代順に勤務した会社を並べるだけでなく、「どんな仕事をしてきたか」を具体的にいれると、アピール度が増します。
・勤務形態(正職員・契約社員、派遣社員、パート)を問わず、入社した年月日と企業名を時系列に沿って記入しましょう。
・短期間勤務であっても、省略せずに記入し、部署名や配属先、役職名、昇格・部署異動・転勤なども記入しましょう。
❷社名・事業内容・規模
・社名は(株)などと省略せずに記入しましょう。
・社名の横か下に、事業内容・規模をいれると、その後の業務内容をイメージしやすいです。
・社名が変更になった場合は、現在の名称も記入しましょう。
・株式会社等の場合は「入社」「退社」、社会福祉法人や医療法人の場合は「入職」「退職」と記入しましょう。
❸業務内容
・スペースが可能な範囲でどんな仕事をしてきたかを記入しましょう。
・身に付けた知識・能力や自分の成長などを記入し、アピールすることも方法のひとつです。
❹退職理由
・自己都合の場合は「一身上の都合により退社」と記入、倒産・人員整理などの場合は、「会社都合により退社」と記入しましょう。
・定められた雇用期間を終了した場合は「雇用期間満了により退社」と記入しましょう。
・社名の後に退職理由を記入しましょう。
免許・資格
・取得した順に記入しますが、多い場合は、仕事に関連の深いものを優先して書きましょう。
・免許・資格は省略せずに記入しましょう。
(自動車免許→普通自動車第一種運転免許)
・資格取得に向け勉強中のものがある場合も記入しましょう。
志望動機
学生
❶学生生活の経験
・学生生活で学んだこと、取り組んだことを記入しましょう。
・感じたことや思いを記入するとその仕事に就きたい動機の具体性が増します。
❷なぜ、この法人(事業所)を選んだのか
・他ではなく、なぜこの施設(法人)なのかを記入しましょう。
・これまでの自分の経験や学んだ内容との接点も考えることで、「①今までの経験」の内容とも繋がりができ、一貫性がでます。
一般
❶今までの経験
・応募先法人(事業所)で活かせる能力の裏付けとなる経験・業務内容を記入しましょう。
・心がけ、工夫したことなどを記入することで、「できること」に対する具体性が増します。
❷なぜ、この法人(事業所)を選んだのか
・他ではなく、なぜこの施設(法人)なのかを記入しましょう。
・これまでの自分の業務との接点も考えることで、「今までの経験」の内容とも繋がりができ、一貫性がでるでしょう。
❸どのように貢献するか
・①・②の内容に連動し、応募先施設(法人)で何がしたいのかどのように貢献するのかを記入しましょう。
・特に希望がない場合は「貴法人規定に準じます」と記載しましょう。
・どうしてもゆずれない条件(○○の事情により、転勤は不可等)は記載しましょう。
・「職務経歴書」とは「これまでどのような環境でどのような業務を行い、どのような結果を出してきたか」を、わかりやすくまとめた書類のことです。形式や内容などの書き方については特別な決まりはありません。
・履歴書よりも詳細で具体的に書かれている職務経歴書を見ることで「どのような業務を経験してきたか」「何ができるのか」「仕事に対して、どのように取り組む人なのか」「仕事に対する意欲はあるのか」「この人は本当に当法人にあっているか」を伝えることができます。
課外活動・趣味・特技・自己PR
・活動した内容だけでなく、そこで身に付けた能力や学んだ姿勢を記入しましょう。
・身に付けた能力や姿勢は応募先の法人(事業所)で活かせるものが良いでしょう。