人生100年時代の中で、より長く心身ともに健康な生活を送るための一助として、『イキイキ100年時代~こころとからだの健康~』と題して、口演会と講演会を企画し、新型コロナウイルス感染症対策を十分に施す中で、11月7日に新潟ユニゾンプラザにて49名の参加を得て開催しました。
第1部では、かめだ落語会の東々亭金東(とんとんていきんとん)様による「権助魚(ごんすけざかな)」が口演されました。
公民館活動「はじめての落語」から始まり、その後自らが演じる楽しみをつかんだ前向き人生の口演で、プロ顔負けの落語に引き込まれた一方で、プロにはない持ち味が聞き手一同に伝わったと考えています。
【東々亭金東様による落語】
第2部では、新潟医療福祉大学 健康科学部スポーツ学科長の佐藤敏郎教授による「健康づくりのための運動」の講演と、同大学同学科の学生を交えての体力測定を行いました。
まず講演会では、①健康状態についての解説 ②運動の重要性と効果 ③運動の指針(種類、回数、時間、強度など)④運動を継続するための方法 ⑤その他関連事項(栄養と社会参加)についてのお話しがありました。
【佐藤教授による講演】
体力測定では、佐藤教授と学生の指導の下、ストレッチを行った後、筋力の指標としての「握力測定」と、脚年齢チェックのための「開眼片足立ち」、柔軟性の度合いを知るために「椅子座位体前屈」を行い、各人が教授から提示された年齢毎の評価点との比較で、喜んだり、首を傾げたりしていました。特に「握力測定」では、再測定を希望する方もおられましたし、「開眼片足立ち」では、20歳代のスコアを出された方もおられました。
【ストレッチ】
【握力測定】
2時間という短い時間でしたし、体力測定器具の関係から、参加人数を絞っての開催となりましたが、佐藤教授の”運動を習慣化する人は、体力を高め、生活習慣病を予防し、心身の老化現象を遅らせる働きを持っている。加えて、運動を始めるに手遅れはない。若い時の自分を取り戻すのではなく、今の年齢を維持することを目指しましょう!”との教えを忘れずに、皆さんの今後の生活スタイル改善につながれば企画員一同幸いです。