人生100年時代と言われる中、心身ともに健康な生活を送りたいー「イキイキ100年時代」と題して開催して3年目となる本事業。今年度は、昨年大好評だった「音楽の力」をテーマにした第2弾として、12月9日に新潟ユニゾンプラザにて開催されました。昨年よりも多くのお申込みをいただき、当日は94名の皆様からご参加いただきました。
第1部では、新潟県立大学子ども学科教授・石井玲子講師(シニアカレッジ基礎応用過程講師)と、ヴァイオリニストの佐々木友子氏による「ヴァイオリンとピアノのデュオ・リサイタル」を開催しました。「名曲とトークで巡るヨーロッパの旅」と題した今回は、ヨーロッパ出身の作曲家達によって作られた名曲がラインナップ。石井講師がツアーコンダクターとなり、それぞれの曲を分かりやすく紹介くださいました。曲ごとの情緒を感じながら聴いていると、まるで本当に周遊しているかのよう。ピアノとバイオリンの調べに、興奮、安らぎ、落ち着き、緊張感、開放感など様々な感情がもたらされます。終始心が満たされる、贅沢な時間を過ごしました。
<♪プログラム>
・シューマン ロマンス Op.94,No.2
「子どもの情景」Op.15より“トロイメライ”
・ショパン ノクターン第20番 嬰ハ短調 遺作
・バルトーク ルーマニア民族舞曲
・マスネ タイスの瞑想曲
・ヴィターリ シャコンヌ ト短調

【石井講師と佐々木氏による演奏】
第2部では、新潟県立大学子ども学科石井ゼミの学生の皆さんからご出演いただき、受講者参加型プログラムを実施しました。学生の皆さんによる季節感あるハンドベル演奏から始まり、参加者全員で歌唱や楽器演奏を楽しみました。
今回初の試みとなった即興セッションでは、鈴、タンバリン、カスタネットなどが参加者それぞれに配布され、出演者と一緒にクリスマスソングを演奏しました。久しぶりに楽器に触れ、その懐かしさに思わず目を細めた方もいらっしゃったのではないでしょうか。明るく元気な学生さん達のリードの元、童心に帰ったような気持ちでリズムを感じながら演奏しました。
<♪ミニコンサート>
・ハンドベル演奏「牧人ひつじを」
・雪
・サンタが街にやってくる
・手のひらを太陽に
<♪冬の歌を皆さんもご一緒に>
・たきび
・ジングルベル
・冬景色
・雪の降る街を
・あの素晴しい愛をもう一度
・学生時代
・明日があるさ
<♪身近な楽器で即興セッション>
・ジングルベル
・きよしこの夜

【石井ゼミ学生によるパフォーマンス】

【冬の名曲や懐かしの曲を一緒に歌いました】

【数量限定のトライアングルは参加者にも登壇いただき、一緒に演奏しました】

【公演終了後の一枚】
演奏そのものは言わずもがな、出演された皆さんの熱演ぶりやパフォーマンスにたくさんのエネルギーをもらった1日となりました。今現在地域活動に励む方にとってはさらなる原動力となるでしょうし、今は活動をお休みしている方や、なんとなく手持ち無沙汰に感じている方にとっても、新たな刺激となったのではないでしょうか。
今回の受講をきっかけに、「心が喜ぶ」体験をこれからも増やしていただければ幸いです。